名前で付けた漢字が常識から離れた読み方をしたり当て字を使った、いわゆるキラキラネームが流行り始めたのは2000年前後のこと。
コギャル世代が出産する年代に差し掛かったことで始まったと言われていますが、2025年にいよいよ規制がかかることが話題になっていますね。
今でも一体キラキラネームの基準ってなんなの?という方も多いかもしれませんが、新ルールではどんな規制があるのでしょうか。
今回は2025年のキラキラネーム規制に関する新ルールや基準、いつからなのか、禁止になるものはどんな名前なのか、またどこからがキラキラネームと言えるのかについてまとめました。
キラキラネーム規制2025年の新ルールまとめ!いつから禁止?
超朗報じゃん!来年5月施行なんだけど、戸籍に『読み仮名』記載されるんだって! 戸籍法改正案が閣議決定されたってさ!しかも超あて字は使えないし認められなくなるんだって!意外と普通の名前なのにあて字だとほんと迷惑だもん!私も激烈キラキラネームの超あて字ちゃんだからめっちゃ苦笑いされる pic.twitter.com/Ly781d6PLj
— めがねちゃんぬ (@circlecirclekun) September 10, 2024
キラキラネームとは他人が名前の漢字を見ても読むことか困難だったり、読み方ありきで漢字を当てた名前などを指し、キャラクターやブランド名、物の名前などと同じ読みをする名前などがありますよね。
男の子であれば耀人(ギフト)くんや勉次(ベンツ)くん、女の子なら礼(ぺこ)ちゃんや美富(びとん)ちゃんなど、到底一回では読めないキラキラネームなども実在します。
しかし、2025年5月26日に施行される改正戸籍法では「名前に使う漢字の読み方として認められているもの」と規制され、漢字の読み方と関係のない名前や読み違いかもしれないと思われる名前は認められなくなるよう。
例えば、『高』という漢字を使って『ひくし』と名付けたり、『姫』と書いて『プリンセス』を読むのはNGと言えそう。
漢字には色々な読み方があり、一般的にあまり知られていない読み方もあることから、判断がとても難しいように感じますが、これは2025年以降戸籍に名前の読み仮名(カタカナ表記)が記載されるようになることが影響しているようです。
すでに届け出ている赤ちゃんを含む全国民についてはこの規制の対象にはなりませんが、振り仮名の届出は全ての国民が対象で、キラキラネームでなくても苗字を含め読み方を間違えられやすい人は忘れず届出をした方がよさそう。
もし、届出がない場合は各自治体の判断で戸籍に読み仮名を記載するとのことで、誤った名前が載ってしまう可能性もあります。
それに伴い、法改正ではキラキラネームにも規制がかかることになるのですが、新ルールで現在わかっている事をまとめてみました。※例に挙げる名前が実際に不可となるかは一部の名前については不明です
- 漢字の持つ意味と反対の読み方
→ 高(ひくし)くん - 読み間違いを疑ってしまう名前
→ 太郎(さぶろう)くん - 漢字と関係のない読み方
→ 月姫(ラメ)ちゃん・一二三(ワルツ)ちゃん・剣(ぶれいど)くん・彼得(ペーとる)くん - 反社会的な名前
とはいえ、2025年からの規制でキラキラネーム自体が禁止になるわけではなく、法務省が発表したルールに従い名付けをしなければ、届出の際に認められなかったり、自治体で混乱を招いてしまう可能性もあることを覚えておきましょう。
キラキラネームの規制はなぜ?
2025年5月26日から施行予定のキラキラネーム規制はなぜ設けられることになったのでしょうか。
それは上部でもお伝えした通り、戸籍に振り仮名が記載されるようになることが第一だと思いますが、一部の意見ではあまりにも自由になりすぎで、反社会的な名前を付けるケースも増えるのではないかという話もあります。
親は「他の人と同じではない」「特別な名前をつけてあげたい」など熟考の上命名するとは思いますが、漢字としての機能を守るために、辞典に載っている漢字の読み方で名付けをする必要があるという意見も。
名前はこれからの人生で色々な方に呼ばれ、読まれるものであるため、きちんとしたルールを設けようという流れなのかもしれません。
どこからがキラキラネーム?定義や基準は?
キラキラネームという言葉は一般的に浸透しているワードですが、実際にどこからがキラキラネームなのかと感じている方も多いのではないでしょうか。
キラキラネームの定義や基準は曖昧なところがありますが、辞典には載っていない読み方をしたり、当て字を使ったもの、通常の読み方では読めない名前を指します。
また、漢字を一文字ずつ読んでいくと読めるものでも、無理に漢字を当てている印象を受ける名前などもキラキラネームと呼ばれますよね。
キラキラネームの中には人気の名前もあり、人気ランキングで上位に挙がる名前もあるため、2025年からの規制で赤ちゃんの名前がどう変化していくのか気になるところです。
まとめ
ここでは2025年のキラキラネーム規制に関する新ルールや基準、いつから禁止となるのか、どんな名前は認められないのか、またキラキラネームの定義について紹介しました。
これから出産される方や将来の子供の名前を考えていた人にとっては特に気になるキラキラネームの規制。
キラキラネームが最も流行した時期は過ぎていると言われていますが、特別な名前を付けたいと考える親御さんは今も多いはずです。
名付けをする時には、今後高校生・社会人・おじいちゃんおばあちゃんとなっても人から受け入れられやすい、読んでもらいやすい名前を基準としてつけることが大切なのかもしれませんね。